ヨガを学ぶ人にとって、一度は訪れたい国インド。
私自身もヨガの聖地で過ごす日々に、「人生が変わる旅になる」と心を躍らせていました。
しかし、実際にインドで過ごしてみて「思っていたのと違う」と後悔を感じることも。
そこで今回は、私がインド留学で実際に感じた5つの後悔をお伝えします。
これからインドへ旅立つ方にとって、安心して旅を楽しめるように。
そのためのヒントをお届けします🌞
インドにはリュックがよかったと後悔

出発前の私は「初めての海外だし、インドに1ヶ月以上も滞在するなら、あれもこれも必要かも…」と、キャリーケースにぎゅうぎゅうに荷物を詰めて日本を出発しました。
でも、今になって思うのは キャリーケースじゃなくて、リュックの方がずっと快適だったかも。
インドの道にキャリーケースは大変だった

インドの道は、思っていた以上にハードでした。
舗装されてないところが多くて、ゴツゴツした石や大きな穴だらけ。

私は車輪が取れてしまう始末。笑
しかも、40度を超える気温の中でキャリーケースを引いて歩くのは、ほんとうに体力を消耗しました。
「リュックにしておけばよかった〜」と、何度も後悔。
インドで生活用品はほとんど買える

実際にインドで過ごしてみてわかったのは、生活に必要なものはインドでほとんど買えるということ。
特に衣類は、インド伝統的なワンピースやパンツがとっても安くて、それぞれ200〜600ルピーくらい。
ただ、ヨガウェアだけは日本から持っていくのがおすすめです。
安いのはありがたいけど、動きやすさ、丈夫さは日本の商品は素晴らしいです。
インドでの移動時間を大幅に短縮できる

キャリーケースがなければ、飛行機代は荷物の追加料金なし。
預け荷物がなければ、空港での待ち時間も大幅に短縮できます!
また、インドではバスやリキシャを使うことが多いので、背負って動けるリュックが圧倒的に便利!
インドで必要な持ち物に関しては、こちらの記事をぜひ参考にしてください。🇮🇳👜

インドに日本のお土産を持っていけばよかったと後悔

40日間のヨガ修行では、現地の先生やアシュラムで出会った仲間たちから、たくさんの温かさや学びをいただきました。
毎日の暮らしのなかで、言葉だけじゃ表しきれないほどの感謝を感じていたのに、その気持ちをちゃんと“形”にして伝えられなかった。
それが、私の2つ目の後悔です。
インド人に喜ばれる日本の硬貨

インドでの生活のなかで、何度か聞かれたのが「日本円ある?」という言葉。
最初は「え?なんで日本円?」と思ったけれど、どうやら日本の硬貨は珍しいようです。
甘いお菓子が多いインドだから日本の味が喜ばれる

インドのお菓子って、とにかく甘い!
「これはデザートじゃなくて、砂糖そのものでは…?」と思ってしまうくらいのレベル(笑)
そのため、日本の煎餅や昆布茶みたいな、塩味やうま味のある食べ物は、インド人にとってはすごく新鮮で喜ばれると思います。
インドで英語が話せるように勉強しておけばよかったと後悔

インド修行の最後の週に滞在したリシケシュでは、世界中からヨガを学びに来ている人たちがたくさんいました。
しかし私は英語があまり話せなかったことで、せっかくの交流のチャンスを活かしきれなかった。
それが、私の3つ目の後悔です。
通訳アプリじゃ届かないインドでのコミュニケーション

今は便利な時代で、通訳アプリさえあれば最低限の会話はできます。
でも、一緒にヨガを学ぶ仲間たちと「どうしてヨガを始めたの?」みたいな、もう少し深い話をしたくなった時。
英語が話せていたら、「もっとたくさんのことを語り合えたのかもしれないな」と思います。
インドの先生からヨガの教えを深く受け取れる

インドでのヨガの授業は、英語で行われることが多いです。
私が受けた授業も通訳の方がいましたが、やっぱり先生の言葉を“直接”理解できるのとそうでないのとでは、受け取り方に差があると感じました。
高い英語力は必要ないですが、“自分の気持ちを少しでも伝えられる英語力”があると、それだけで世界が広がると思います。
インドへ行く時期を考えておけばよかったと後悔

私がインド留学へ行ったのは、4月〜5月。
スケジュールの都合もあってこの時期を選んだのですが…
インドの暑さ、正直ここまでとは思っていませんでした。
連日気温が40度超えと停電のインド

インドは日中の気温が連日40度超え。
ひどい日は45度近くまで上がることも。
それだけでもしんどいのに、さらに追い打ちをかけるように停電が頻繁に発生。
ヨガの授業中も、暑さで集中力が途切れてしまったり、暑さで夜眠れず、体力ばかりが奪われてました。
快適にインドを楽しむのなら時期選びが大切

もちろん、どうしてもこの時期しか行けない・・・という事情もあると思います。
でも、もしスケジュールに余裕があるなら、気候の穏やかな時期を選ぶことを心からおすすめします。
実際、同じタイミングで来ていた日本人の中には、暑さで体調を崩してしまった人も何人かいました。
インド留学おすすめの時期&暑さ対策
11月〜2月(乾季)
日中も過ごしやすく、ヨガや観光にもぴったり
- 持ち運べるミニファン
- 小さい保冷剤
- ポカリスエットの粉末タイプ
- 折りたたみの日傘
- 通気性の良い帽子
インドに期待しすぎた後悔

インド留学へ出発する前の私は、
「インドへ行けば、きっと人生が変わる」
「聖地でヨガ学べば、今の自分を脱ぎ捨てられる」
そんなふうに、大きな期待を抱いていました。
でも、今振り返ると、その“期待の大きさ”こそが、私の5つ目の後悔だったなと思います。
インドで「変わりたい」と思いすぎて、目の前の“今”を見失っていた

当時の私は、仕事の迷い、人間関係の悩み、将来への不安……
いろんなものを抱えていて、それを全部インドが解決してくれるんじゃないかと、どこかで思っていました。
でも実際にインドで数日過ごしてみると、そこには以前と同じように悩んでいる自分がいました。
SNSやメディアでは、「インドで人生が変わった!」という話をよく見かけますよね。
でも、インドは勝手に私を変えてくれる魔法の国ではなかった。
たぶん私は変わることに執着しすぎて、目の前にある素晴らしい体験を、ちゃんと感じられていなかったんだと思います。
本当に必要だったのは、「変わる」ことじゃなくて「受け入れる」こと

インドで過ごしていくと、少しずつわかってきました。
「インドが私を変えてくれる」ではなく、
インドという環境の中で、自分と向き合い、今の自分をまるごと受け入れることが大切ということ。
劇的な変化じゃなくて、小さな気づきに目を向けていくこと。
でもこの気づきは、ヨガを通してずっと教わってきたことでした。

後悔してもインドへ「行ってよかった」と思える理由

振り返れば「もうちょっとこうしておけばよかったな」と思うこともたくさんあります。
でもインドで過ごした日々は後悔含めて、全部がヨガの学びに気づくきっかけとなり、行ってよかったと思います。
- 執着を手放すこと
- 感謝の心を育てること
- 自分と向き合うこと
- ありのままを受け入れること
- 今この瞬間を大切にすること
インドでは、本やポーズだけでは学べなかったヨガを体験できたんだと思います。
インドヨガ留学で学んだこと

インドヨガ留学では、不安や迷いが「受け入れる力」を育ててくれました。
インドにいると、予定通りにいかないことばかり。
暑さ、停電、衛生面、言葉の壁…
日本では味わえない日々の連続でした。
でも、だからこそ私は今あるものをそのまま受け入れる力を少しずつ育ててもらえた気がします。
日本の「当たり前」に感謝できた

インドから日本へ帰国したとき、最初に感じたのは「ありがたさ」。
安心して飲める水が出る。
すぐに安全な食べ物が手に入る。
電車が時間通りにやってくる。
インドでの生活を経験して、その一つひとつがとても恵まれたことだったんだなと心から思いました。
ヨガは「生き方」と深く実感できた

そして、何より大きかったのはヨガに対する理解が深まったこと。
インドでの体験を通じて、「ヨガは、生き方そのものなんだ」と、心の底から感じることができました。
後悔しないインドヨガ留学にするために

インドヨガ留学は、日常を離れ自分自身と深く向き合う貴重な体験です。
けれど、事前の準備が足りなかったり、思い込みだけで渡航してしまうと、「こうしておけばよかった…」と後悔することも。
だからこそ、これからインドでヨガを学びたいと思っている方には、以下のポイントを意識してほしいと思います。
- 荷物は必要最低限+バックパッカーがおすすめ
- 簡単な英会話は事前に勉強する
- 渡航時期は11月〜2月がおすすめ
- インドに期待しすぎず、純粋に楽しむ
インドは、すべてが思い通りにいかないからこそ、自分と向き合うにはぴったりの場所。
この体験談が、あなたの旅の安心材料になりますように。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ナマステ🙏
真実
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