「体が硬いから、ヨガなんて無理じゃないかな…」
そう思って、ヨガをはじめる前からあきらめていませんか?
体が硬い人でも、ヨガを楽しむことはできます。
なぜならヨガは、決してポーズの完璧さを目指すものではなく、自分自身の心と体と向き合っていく時間だからです。
そこで今回は、体が硬くヨガをはじめようか悩んでいる方に、以下の内容をご紹介します。
- 体が硬くてもヨガを楽しめる理由
- 体が硬い方におすすめヨガポーズ5選
- 体が硬い方のヨガのはじめ方
ヨガは、誰にでもはじめられる人生を豊かにする習慣。
「できるかどうか」よりも、「続けたいと思えるか」が大切。
この記事が、あなたの背中をそっと押せますように🌞
初心者でも安心!体が硬くてもヨガが楽しめる理由

SNSで見かける、脚がぴったり開いていたり、逆立ちのようなポーズをキメている姿。
そんな姿を見るたびに「私には無理そう…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
ヨガは体が柔らかい人だけのものではありません。
むしろ「体が硬いからこそ、ヨガをやってほしい」と感じることがあります。
ここでは、体が硬くてもヨガを楽しめる理由をお伝えします。
柔軟性はヨガを続けた先の結果であり、目的ではない
柔軟性は、ヨガをする上で最初から求められる条件ではなく、続けた先に得られる結果のひとつ。
初めは手が床につかなくても、前屈で膝が曲がっていても、まったく問題ありません。
ヨガは「できるようになる」ことを目指すのではなく、「今の自分の状態に気づき、向き合うこと」を大切にしています。
そのため柔軟性がなくても、ヨガは楽しめるのです。
体が硬い方がヨガを学べることもある
実は、体が硬い人こそヨガによる身体の変化を実感しやすいです。
- もともと縮こまっていた筋肉が少しずつ伸びて、姿勢が変わってきた
- 前は足を組むのも辛かったのに、今はラクに座れるようになった
- 呼吸が深くなって、緊張やストレスが和らいだ
- 自分の体の変化に気づけるようになって、心に余裕ができた
このような変化は、体が硬いからこそ感じやすいもの。
そして他人とではなく、昨日の自分と比べてみてください。
ヨガで大切なこと

ポーズは「快適さ」が最優先
ヨガのポーズは「できる・できない」ではなく「快適さ」が大切な基準です。
体を無理に伸ばしたり、限界まで頑張る必要はまったくありません。
むしろ、力を抜いて快適と感じられる範囲で行う方が、ヨガの効果を実感できます。
特に体が硬いと感じている方は、「これ以上いくとつらいかも」という手前で止めるくらいがちょうどいい。
自分の体・呼吸と相談しながら、がんばりすぎないを楽しんでみてください。
ヨガの道具を使う
ヨガをはじめたばかりの時は体の使い方が分からず、ポーズ中に「苦しい」「きつい」と感じることもあるかもしれません。
そんなときは、遠慮なくヨガの道具を取り入れましょう。
ヨガの練習では、ブロック・クッション・ブランケットなど使用し、ポーズを今の自分に合った形に調整することが大切。
- 子供のポーズでおでこが床に届かない
→ クッションやブロックに頭をのせる - 合せきポーズで膝が浮いてつらい
→ 膝の下にブランケットを挟む - ねじりが深くならない
→ 肩や足の下に丸めたタオルを入れる
補助を使う=負けではなく、補助を使う=自分を大切にしているのです。
骨格によってできないポーズがあることを知る
まず大前提として知っておきたいのは、みんな同じポーズができるわけではないということ。
体の柔らかさだけでなく、骨格や関節の構造によって、そもそも可動域に限界がある人もいます。
たとえば、前屈が深くできないのは、筋肉が硬いからではなく、股関節の形状の影響というケースも。
つまり、できない=努力不足ではないんです。
どんな形でも、あなたにとって快適であることがヨガの正解です。
比較しない・焦らない気持ちを育てる
ヨガしていると「隣の人のほうができてるな」「私はなんでできないんだろう」とつい他人と比べてしまうことありますよね。
分かっていても、周りに影響されやすいのが人間の心。
それを否定るるのではなく、受け入れる練習を重ねることが大切。
ポーズが分からなくてもいい。
呼吸が整ってなくてもいい。
焦らず、比べず、あなたのペースで進んでいきましょう。
徐々に見えてくる変化に気づく
ポーズ(アーサナ)の練習を重ねているうちに、「あれ?今日は身体が軽く感じる」「今日は何しても集中できない・・」と思うことがあります。
続けることで同じポーズでも、日々変化していることに気づくのです。
それは肉体といった目でわかりやすい変化ではなく、普段忘れかけてた見えない変化の存在。
その存在に気づくことで、日常の中にも感謝や豊かさを感じる。
そして変わろうと頑張らなくても、続けることがすでに変化なのです。
体が硬くても楽しめるヨガポーズ5選
ヨガには、筋力や柔軟性に自信がなくても心地よくできるやさしいポーズがたくさんあります。
ここでは、初心者や体が硬い方でも楽しめるヨガポーズを5つご紹介します。
子供のポーズ(チャイルドポーズ)

全身を脱力でき、腰や背中の緊張をほぐすポーズ。安心感や心の落ち着きをもたらします。
- 正座になり、両膝を少し広げます
- 息を吐きながら、上半身を前に倒し、おでこを床につけます
- 両腕は前方に伸ばしても、体の横に添えてもOK
- 肩や背中、腰の力を抜き、自然な呼吸をくり返します
※お尻とかかとが届かない場合は、クッションを挟むと楽にできます。
猫と牛のポーズ(キャット&カウ)

背骨をゆるやかに動かしながら、背中・肩まわりをやさしくほぐすポーズ。
呼吸と動作を連動させる練習にもおすすめ。
- 四つん這いになります
- 吸う息で背中を反らせ、胸を前に開きます(牛のポーズ)
- 吐く息で背中を丸め、おへそをのぞき込むようにします(猫のポーズ)
- 呼吸に合わせて、5〜8回ゆっくり繰り返します
※腰や首に負担がある場合は、小さな動きから始めましょう。
仰向けのねじりのポーズ(スプタ・マツエンドラーサナ)

背骨まわりの緊張をリリースし、心地よいねじりのポーズ。
内臓の働きを穏やかに整えてくれます。
- 仰向けになり、両膝を立てます
- 両膝をそろえて右側に倒し、顔は左を向けます
- 左肩が浮きすぎないように注意しながら、自然な呼吸
- 左右を入れ替えて同じように行います(左右30秒〜1分ずつ)
※肩が浮きすぎてしまう方はひざの下や肩にクッションを入れましょう。
壁に脚を上げるポーズ(ヴィパリタカラニ)

足のむくみや疲れをやわらげ、全身のめぐりを整えるリラックスポーズ。
寝る前の習慣にもおすすめ。
- 壁の近くに座り、お尻を壁に近づけながら仰向けになります
- 両脚を壁に預け、手は体の横にリラックス
- 顔・肩・腕の力を抜き、5〜10分ゆっくりと呼吸します
※腰が浮く場合は、お尻の下にブランケットを敷きましょう。
仰向けの合せきのポーズ(スプタ・バッダ・コナーサナ)

股関節まわりをゆるやかに開き、深いリラックスを誘うポーズ。
心の緊張をやさしくほどいてくれます。
- 仰向けになり、両膝を立てます
- ひざを左右に開き、両足の裏を合わせます
- 両手はお腹の上や胸に置き、自然な呼吸
- 1〜2分ほど静かに過ごし、股関節周りがほぐれていくのを感じてみましょう
※ひざの下にクッションを置くと、負担が減ってより快適に。
どのポーズも、快適さが大切なポイントです。
お気に入りのポーズをひとつでも見つけて、ぜひあなたの癒し習慣に取り入れてみてくださいね。
体が硬い方でも楽しめるヨガのはじめ方
おうちヨガで気軽に楽しむ

「ヨガスタジオに通うのはちょっとハードルが高い…」「体が硬くてついていけるか心配・・・」
まだヨガをはじめたばかりだと、いきなりスタジオにいくのは勇気がいること。
その方にこそ、おうちヨガはぴったりの選択肢です。
ここでは、おうちヨガを始める際のポイントを丁寧にお伝えします。
1ポーズから気軽にスタート
「まずはきちんと時間を取らなきゃ」「30分はやらないと意味ない?」
そんなふうに思う必要はまったくありません。
最初はたった1ポーズでも大丈夫。
寝起きのパジャマのままや気が向いたタイミングでマットに座る。
呼吸を感じながら座っているだけでも、徐々に体と心が整ってきます。
- 目覚めたらベッドの上でチャイルドポーズ
- 寝る前に合せきのポーズで深呼吸
- デスクワークの合間にキャット&カウで背骨をゆるめる
小さな習慣の積み重ねが、やがて大きな変化につながっていきますよ。
朝ヨガ・夜ヨガ、いつやるのが効果的?
「朝と夜、どっちがヨガに向いているんだろう?」
ヨガは無理なく、自分のペースで続けることが大切。
以下を参考に、あなたにピッタッリのヨガ習慣を身につけましょう。
- 一日を前向きな気持ちでスタートできる
- 自律神経が整い、集中力UP
- 基礎代謝が上がり、痩せやすい体になる
- 体のこり・疲れがリセットできる
- ストレスのリセット・メンタルケア
- 食べ過ぎや夜更かしなどの生活習慣改善
大切なのは、自分にとって無理ない範囲で続けること。
習慣にしやすい時間帯を見つけて、あなたの生活に合うヨガ時間を見つけてみてください。
慣れてきたらみんなとスタジオでヨガ

「そろそろ、誰かと一緒にヨガしたいな」
「先生に直接見てもらいながら、安心して動きたい」
そんな気持ちが芽生えたら、ヨガ教室に足を運んでみましょう!
しかし「体が硬い自分でも大丈夫かな…?」と不安になる方も多いはず。
ここでは、体が硬い人でも安心して通えるスタジオの選び方をお伝えします。
クラス名を確認する
ヨガスタジオには、さまざまなクラス名がありますよね。
以下、初心者や体の硬さが気になる人におすすめのクラスです。
- ラージャヨガ
- クリパルヨガ
- ハタヨガビギナーヨガ
- やさしい〇〇ヨガ
これらのクラスは、基本的なヨガのポーズが中心だったり、ゆっくりした動きで丁寧に呼吸を観察し、体が硬くても安心して参加できます。
逆に「パワーヨガ」「アシュタンガヨガ」「フローヨガ」などは、運動量が多かったり難度が高い場合があるため、最初は避けても大丈夫です。
見学・体験時にチェックするポイント
体験レッスンを受ける際、以下のような点を意識してみてください。
ヨガの先生の声かけ
- 「無理しなくていいですよ」「今のポーズが難しければ、こうしてみましょう」など、生徒に向けた声かけや緩和ポーズがあるかどうか
周りの生徒の雰囲気
- いろんな年代や体型の方がいて安心感があるか
道具やスペースの使いやすさ
- 補助具(ブロックやボルスターなど)が自由に使えるか
- 窮屈すぎず、自分のスペースが確保できるか
スタジオが自分にとって安心できる場所かどうかは一番大切です。
ヨガの先生との相性をみる
どんなに評判の良い教室でも、ヨガの先生との相性は人それぞれ。
たとえば、私が「この先生とヨガしたいな」と思うポイントは以下の通りです。
- 声のトーンが落ち着いていて安心できる
- 自分のペースを尊重してくれる
- ポーズを強制しない
- 体の使い方や呼吸を丁寧に教えてくれる
「この人のそばで学びたいな」
そう思える先生との出会いは、ヨガを長く楽しむ大きなモチベーションになります。
まずは、気になる先生のプロフィールやSNSを見たり、クラスを体験してみたりしながら、自分に合った先生を見つけてみてくださいね。
体が硬くても大丈夫!今日からヨガをはじめてみよう
「体が硬いから、ヨガは無理かも…」
そう思っていた方でも、楽しめるのがヨガの魅力。
ヨガする上で難しい動きは必要ありません。
自分にとって、快適な姿勢で深く呼吸するだけでも立派なヨガ。
まずは、ご紹介した体が硬くてもできる!おすすめのヨガポーズ5選からヨガをはじめてみませんか🧘♀️
自分で自身を癒す時間を、ぜひ味わってみてくださいね。
ナマステ🙏
真実
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